こんにちは。車のトラブルは結構多めの僕です。
実は先日車のインロックをしてしまいました。
ドライバー歴約20年。
インロックしてJAFを呼んだのは初めての経験です。
そもそもインロックとは?
車のインロック。
どういう現象かといいますと、
キーの車内閉じ込みです。
自動車の鍵を車内に残したまま、ドアを施錠してしまい、取り戻せなくなること。
いやぁ、アホですよね。
でも、これってJAFの救援依頼第3位らしいです。
意外とインロックって多いんだなってビックリしました。
ちなみに1位はバッテリーあがり。
2位はタイヤのパンクらしいです。
インロックしてしまった状況と場所
状況としては、ダウンジャケットのポケットにスマートキーを入れていました。
車を運転するのに乗り込んだ時はジャケットを着ていて、スマートキーなのでポケットにいれたままでもカギを開けることができるし、座席に座ってスタートボタンを押せばエンジンもかけることができます。
ジャケットをきてエンジンをかけて車で走っていたのですが、そのうち車内が暑くなってきたのでジャケットを脱いだんです。
脱いだジャケットは車の後部座席へ。もちろんカギはジャケットのポケットの中です。
そして休憩で北海道伊達市 道の駅「だて歴史の杜」に寄ったのですが、駐車場に止めたあとジャケットを着ないでそのまま車外に出ました。
5歩くらい歩いてすぐに「あ、ジャケット着るの忘れた」と思って車に戻りドアを開けようとしたら何故か開かない。
っていうか完全にロックされてる。
「え?なにこれ?」
「あれ?もしかして俺ズボンのポケットにカギ入れてたのかな?」と思って自分のポケットをくまなく探したけどありません。
まじで意味不明でした。
いやいや、車内にキーがあるのになんでロックかかるの?
通常車内にキーがあると車がそれを認識していてロックかからないんだけど。
とりあえず原因はよくわからないのだけど、後部座席のジャケットのポケットの中にスマートキーがある状況でインロックしてしまいました。
JAFに救援要請する
こうなってしまってはもう自分ではどうにもできません。
インロックしてしまった場合には早々にロードサービスに連絡しましょう。
連絡先は任意保険で加入している自動車保険会社のロードサービスでもいいですし、
JAF会員の方であれば直でJAFに連絡すればいいと思います。
僕は任意保険はもちろんですが、JAF会員にもなっているのでJAFに連絡しました。
幸いスマホを手に持って車外に出ていたので本当に良かったです。
JAFに電話してインロックしてしまったことを伝えます。
名前と連絡先、子どもなど乗っていないか聞かれ、JAFの会員番号を聞かれました。
スマホアプリのJAF会員アプリを入れていたので、この辺はスムーズに話が進みました。
それと車の車種・年式を聞かれました。
2008年式のBMW3シリーズと伝えました。
折り返し担当者から到着時間を電話するということで一度切りました。
少し待つとさっきとは違う方から電話があり、これから1時間15分後くらいに到着するとの連絡。
結構時間かかるのね・・・
札幌市内ならもっと早いと思うけど、場所的にもやっぱり時間がかかるようです。
というワケで道の駅の中で時間を潰します。
これが建物もなにもないところだと想像したら恐ろしいですね・・・
なにもないところで吹雪の中インロックしてしまったらマジで命落としかねない・・・こわっ!
JAF隊員さんが到着!
待つこと約1時間。
携帯が鳴り今到着しましたとのこと。
駐車場に出て隊員さんに状況を説明する。
「ちょっとお時間いただくかもしれません!外車はちょっと難しいんです!」と元気よく言われてしまった。
ん〜、ちょっとインロック処理はあまり得意じゃないのかな?という印象を受けてしまいましたが、とにかくこのJAF隊員さんにお任せするしかない。
インロック解除の方法としてはやはりまずはピッキングしかないという事なので、頑張ってピッキングしてもらうことにしました。
ちなみにピッキングとは「錠前を、鍵を使わずに、また破壊せずに、ピックなどの器具を用いて開錠する行為」です。
さて、それではあとは開くのを待つだけ。
隊員さんに「時間がかかるので道の駅の中で待っていて下さい。なにかあったら電話します。」と言われたので、ただひたすら祈りながら道の駅の中で待ちました。
BMW3シリーズ ピッキング作業開始
さて、遂にJAF隊員さんによるピッキング作業が始まりました。
それにしてもJAF隊員さんの格好って超目立つ。
めっちゃ蛍光オレンジの制服を着ながらBMWのドアをピッキングしてるので目立つ目立つ(笑)
道の駅の中からガラス越しに覗いてみたのですが、道の駅にやってきたお客さんがめっちゃ見てるのよ。
いやぁそりゃ見るでしょ。
しかもなんだかみんなニヤニヤしてるの(笑)
僕も逆の立場だったらきっとニヤニヤ見ちゃうと思う。
「うわ〜、あのBMWインロックしちゃってるよ〜wダッサー(笑)」って・・・なると思う。
なんだかもう見てられなくなったので休憩スペースでフリーペーパーなど見て過ごしました。
早ければ20〜30分で開くのかな〜?なんて思っていたのですが・・・
全然連絡がありません。
心配で遠くから見てみると、なんだかずっと同じ体勢でピッキングしてます。
あぁ、大丈夫かなぁ?このまま開かなかったらどうしたらいいんだろー?
最悪スペアキーがある札幌まで積載車に載せて帰るしかないのかな?などとどんどんネガティブな思考になっていきます。
そんな時、やっと電話が鳴りました!
ピッキング失敗!
電話にでると「ちょっと来てもらえますか?」という連絡。
あぁ・・・これ無理だったんだなってすぐわかりました。
開いたら開いたって連絡くるはずですもんね。
さて、なにを言われるのかドキドキしながら駐車場へ向かいます。
JAF隊員「すみません。ちょっとピッキングできませんでした。」
僕「うわ〜、マジですか・・・」
JAF隊員「ちなみにこの車ってロックかかった時、ドアノブ2回引くとロック解除されますか?」
と聞かれた。
僕の車は2008年式のBMW3シリーズなのだが、車を運転していてロックをかけて車を降りる際、内側からドアノブを2回引くとロックが解除される仕組みになっている。
僕「そうです。2回引くとロック解除されます。」
JAF隊員「わかりました。それではドアガラスに隙間を作ってそこからドアノブを2回引いてみたいのですが・・・いいですか?」
なんとピッキング以外にもそんな方法があるとは!!!
車内ドアノブに車外からアクセスしてロック解除を試みる
しかし車外から車内のドアノブを引くなんて一体どうやって?
これは結構チカラ技なので、もしこれ以上やらないでほしいと思ったら言ってくださいと言われる。
というわけで隊員さんのすぐ横で作業を見守ることに。
やりかたとしては、大きい吸盤を窓ガラスにくっつけてそれを手でひっぱる。
そこでできた隙間に下敷きのようなものを滑り込ませる。
そしてさらに窓ガラスをひっぱりできた隙間に薄いゴム製の風船のようなもの?を滑り込ませ、手でシュポシュポ空気を入れて風船を膨らませ窓ガラスをさらに浮かせる。
正直写真が無いとなにを言っているのかわからないと思うけど、とにかく出来るだけ傷つけずに車体と窓ガラスの間に隙間を作っていきます。
さて、ようやくできた隙間に今度は長い金属製の棒状のもの。結構複雑な形をしているのですが、これを車内に挿入。
ドアノブのところまで先端を持っていき引っ掛けるように引っ張るとドアノブが引けるというものです。
僕も車の横でドアノブに引っかかるように誘導のお手伝いをさせてもらいました。
そして遂にいい感じで引っかかりました!
これはイケる!!
1回成功!したのですが外れてしまったので、もう一度チャレンジ。
あと1回ドアノブを引ければロック解除できます。
そしてドアノブにひっかかりゆっくりドアノブをひきます。
2回目成功!!
するとドアロックが外れたことを示すドアロックの棒が上に上がってきました。
やったぁぁぁ!!ロック解除できたー!!!
外側からドアノブを引いてドアを開けます!
あかねぇぇぇぇ!!!!!!
ウソだろーぉぉぉぉ!!!
マジか?マジなのか?
ドアについているロックの棒が上に上がってきたのに、ドアが開かない。
その後何度かドアノブを引っ張り同じようにためしたのですが、ロック棒は上がりはするけど開かないという現象が続きました。
結果からいうとこの方法は無理でした。
JAF隊員さん曰く、セキュリティの関係でこの方法では開けられないとのことでした。
ドイツ車はセキュリティ関係がなかなか厳しいとのことでした。
たしかに車上荒らしにこんな方法で簡単に開けられたらシャレにならんからセキュリティの面では正しいけど・・・
ハァ、またふりだしだ・・・
応援を呼びつつピッキングを続ける
ドアノブ2回引きも失敗に終わってしまったので、やはりもうピッキングしかないという結論に。
そしてJAF隊員さんからこう告げられる「すみません・・・ちょっと実はピッキングがあまり得意ではないもので・・・ちょっと応援を呼んでみますので」と。
いや、なんか最初から得意ではない雰囲気は醸し出してたのでそこはしょうがないです。
得意な人よんでください!
という事でまたしばらく道の駅の休憩所で待つことに。
ここまでで約2時間です。
お腹もすいてきたし、隣にあるBoccaにでも気分転換に行こうということになり移動。
Boccaでチーズピザを注文し、食べていたら電話がなりました。
「カギ開きました!今すぐ来てください!」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ようやくあきました!!良かった!
BMW ピッキング終了 インロック解除
駐車場に戻ると、一人作業員さんが増えていました。
どうやら応援の方のようです。
そしてこの応援の方がピッキングを成功させたとのことでした。
この応援の方は元JAF隊員の方で、今は違う会社だけどJAFと提携して現場に出向いているとのことでした。
作業を見ていなかったのでわかりませんが、恐らく30分かからずピッキング成功したと思います。
やはり得意な人は早い(笑)
JAF隊員さんもすごく申し訳なさそうに「本当に遅くなり申し訳ありませんでした。私の腕が悪くてすみません・・・」と謝っていました。
いやいや、インロックしてしまった僕が悪いんです(笑)
最後にロック解除・施錠などの確認をし、なにも異常が無いことを確認。
ボディやガラスの傷も無いことを確認。
車検証と免許証を見せて、紙にサインして全て終了です。
インロック解除の場合、終わった後に車検証と免許証の提示は必須とのことです。
JAF隊員さんと応援隊員さん本当にお疲れ様でした!!
ちなみに料金はJAF会員なので無料でした!!
通常であれば15000円ほどかかるようです。
最後に
いやぁ〜、本当にインロックって心臓に悪いです。
キーが車内にあるのにロックかかってしまった瞬間って血の気引きますよ(笑)
結局原因はよくわかりませんが、スマートキーの電池が減ってくると誤作動を起こしたりすることがあるそうです。
今回の場合電池の減りが原因なのか、後部座席に置いていたのが車外にあると誤認してロックかけてしまったのかわかりませんが、とにかく誤作動してしまったことは確実だと思います。
通常はありえないことなので。
とにかくこれからインロックを防ぐためには必ずキーを持って出ること。
これ以外ありえません。
それじゃあまたね〜♪