ひとりごと

財布を拾う…届けるの面倒になって警察呼んだ話し。

2015年12月17日

財布を拾った

先日、会社の同僚が出勤途中に財布を拾ったんですよ。
なんか、橋の欄干に放置されていて、どう見ても目立つので思わず手にとって中を確認。
お金は一切入っておらず、入っていたのはレシート類・彼女とのプリクラ・会員カード・保険証カード・そしてコンドーム(笑)。恐らくお金はすでに誰かに抜かれたのでしょう。
拾った本人も保険証が入っていたのでこれはさすがに警察に届けねばならぬなと思い拾ってきたと思うんです。

拾ったことを後悔する同僚

そんな心優しい同僚が、どうやら警察に届けるのが超面倒になってきたようでこんな事を言い出した。
「でもよ、警察に持って行ったら色々書類とか書かせられるから面倒だな」と。
しまいには「こんなもんわざわざ時間使って届けるのは嫌だから、元の場所に戻してくるかな!」と・・・おいおい!それはさすがに可哀想だろ!
そんな事を言っていた彼ですが、さすがにそれは良心が痛んだのか、警察を介さず直接連絡を取る方法で持ち主に返そうという考えに変わったようだ。

落とし主と連絡をとりたい

で、仕方なく財布の中をくまなく探す。
落とし主の携帯番号が書かれたものがあれば一番よかったのだが、残念ながらなにもなかった。
住所は保険証や会員カードなどに書かれていたのだが、肝心の電話番号は書かれていない・・・
これでは連絡できないので困ってしまった。
しかし保険証をよく見てみると・・・落とし主の彼はまだ十代で親の扶養に入っているようだった。
ということは、親の勤務先が保険証に記載されていたのだ。
そうだ、ここに電話すれば間接的に連絡が取れるぞ!ということで、その事を拾った同僚に伝えた。
ここからは彼にまかせる。僕はこんな面倒なことに巻き込まれたくないので(笑)。
そもそもここまでするなら、最初から警察に届けたほうがいいんではないかと僕は思っていた。

早速同僚は落とし主の親の職場へ電話をかけた。(インターネットで会社名を検索し電話番号をゲット)
しかし・・・本日はお休みで出社していないという。
しかたないので自分の携帯番号を教え、明日出社したら連絡をもらえるように伝えたという。

落とし主の親からの連絡を待つ

次の日。
待てど暮らせど連絡はこない。
ちょっと同僚もイライラしはじめてた。
「なんで連絡こないんだよー!もう捨ててくるぞこれ!」とか・・・
でも、やっぱり本当に捨てるなんて鬼みたいなことできないので仕事が終わるまで待ってみた。
だが、やはり連絡はこなかった。いよいよ警察に持ち込むしかなくなってきた感じだ。

でも、ここまできたら意地でも警察なんか行ってられるか!という同僚。
じゃあどうするの?と聞くとこう答えた。

「家帰ったら警察に電話してみるわ」

と。
どうやら警察に取りに来させるという考えらしい。
僕の中で落し物は警察に届けるというのが当然だと思っていたので、「警察に取りに来させる」というパターンは初めて聞いたのでちょっとビックリした。
警察はなにも言わず取りに来てくれるんだろうか?

警察を呼んだ同僚

そんなわけで次の日。
同僚に拾った財布の件はどうなったのか聞いてみた。

彼は昨日家に帰ると早速警察に電話。
電話番号は「110番」にかけたらしい。

警察に財布を拾ったけど、移動するアシがないので取りに来てくれと言った。

警察の対応は「謝礼などは一切拒否するという事でいいか?」と言われ、別にそんなものはいらないと応える。
それでは今から行きますと家に来てくれたらしい。

財布を警察に渡した際も特に書類を書かせられることもなく、スムーズに引渡できたようだった。
(口頭で氏名・住所・生年月日・電話番号を聞かれたらしい)

そしてその一時間後くらいに落とし主の彼からお礼の電話が同僚に入ったようだ。警察仕事はやっ!
(電話番号は警察から聞いたのかな?)

彼から話しを聞くと、体育館で財布を盗まれたらしい。で、お金を抜かれて橋の欄干に放置されていたということだ。
盗まれたお金は3,000円ほど。そのほかに無くなったものはなにもなく、本当にお金だけ盗まれたみたい。

最後に同僚が「コンドーム入ってたぞ(笑)」と言うと「すみません・・・」となぜか謝っていたかわいい彼でしたとさ。おわり

という事で、

落し物を拾ってどうしても警察に行くのが面倒な場合は警察を呼べば来てくれます。

拾った権利?みたいなものも放棄すれば面倒な書類を書かせられることもないでしょう。
それすらも面倒な方は拾わず見て見ぬふりをしましょう!

ちなみに、警察に届けられた落し物ってWEBサイトで参照できること今発見しました。
こんなものがあるんだなー。ちょっと見てるだけでも楽しいですよ♪

警察庁 都道府県警察における遺失物の公表ページ

それではまた!

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