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著作権侵害が問題になっていたAmazonドラマ「チェイス」が配信再開!全話見られます!

2018年11月18日

2017年12月22日から独占配信を開始したAmazonオリジナルドラマ「チェイス」。

めちゃくちゃ惹き込まれるドラマで毎回楽しみにしていたのですが、2018年1月19日に第6話が配信されたのを最後に、突如配信停止されてしまったのです。

配信停止理由はひとことでいうと「パクリ」があったということらしいのです。

清水潔『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(新潮社)との類似が指摘されており、新潮社から配信停止の申し入れがありました。

僕はこの原作と思われるものを全く知らなかったので、なんのこっちゃ?と思っていたのですが、どうやら酷似している部分が多数のようで問題ありだったようです。

そして2018年11月13日。

ドラマの制作会社より正式な謝罪がありました。

「清水潔氏及び新潮社からの申入れに対するお詫びとお知らせ」

当社が製作したドラマ「チェイス」につきまして、書籍「殺人犯はそこにいる隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」の著作者である清水潔氏及び書籍の発行元である新潮社から、ストーリー展開・情景描写・具体的なセリフ等に至るまで当該書籍と共通する部分が多数見受けられ、清水氏の著作権を侵害しているとの申入れを受けました。
当社はこの申入れを真摯に受け止め、関係者間で協議を重ねた結果、清水氏及び新潮社、そして北関東連続幼女誘拐殺人事件のご遺族様への配慮が至らなかった点につきまして、ここに謝罪いたします。

 

これに対する新潮社のコメントが以下

Amazonドラマ「チェイス」製作会社、謝罪公表に関するご報告
このたびAmazonドラマ「チェイス」の公式サイト、およびドラマ製作会社であるJokerFilms株式会社のオフィシャルページに、「清水潔氏及び新潮社からの申入れに対するお詫びとお知らせ」と題する謝罪文が公表されました。またAmazonの「チェイス」視聴サイトでも、JokerFilms株式会社の謝罪に関する告知が掲載されました。
これら謝罪に加えて、本ドラマの各配信回末尾には、清水氏の著作を含めた本ドラマ製作時に参考とした文献・番組一覧、事件被害者と遺族に対する哀悼の意が新たに追加されました。
さらに本ドラマが、製作会社が当初主張していた「架空の物語」ではなく、実際に起こった北関東連続幼女誘拐殺人事件をモチーフに製作された旨も、訂正・追加記載されました。
謝罪はじめ、一連の追加措置をふまえ、清水氏および弊社は本ドラマの配信再開については異議を唱えないことにいたします。

弊社および弊社より刊行している『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』の著者・清水潔氏は、Amazonプライム・ビデオにて2017年12月22日から配信されたドラマ「チェイス」が、『殺人犯はそこにいる』と、ストーリー展開・情景描写・具体的なセリフなど内容が複数酷似しているとして、本ドラマを配信するアマゾンジャパン合同会社、製作会社のJokerFilms株式会社に対し、2018年1月17日付書面にて本ドラマ配信の即時中止を申し入れました。以降、協議を重ねた結果、このたびのご報告となりました。

本件に関する清水潔氏のコメントは以下の通りです。

「北関東連続幼女誘拐殺人事件の本質とは無関係な部分で、このような紛争が起き、そして長引くことは望んでおりません。今回は先方が謝罪をし、参考文献・番組が明示され、事件被害者と遺族へ対する哀悼の意がドラマ末尾に追加されたという事実を受け入れる事とします」

ドラマ「チェイス」に関しては多くの皆様から、清水氏の著作が原作なのではないか、との問い合わせを頂いておりますが、弊社および清水氏は本ドラマの製作について何ら関与いたしておりません。それゆえ当然のことながら、アマゾンジャパン合同会社、JokerFilms株式会社との一連の協議を経た現在も、弊社および清水氏は、原作使用料などドラマ製作に関する一切の対価を受け取っていないことを、念のため申し添えさせていただきます。
なお『殺人犯はそこにいる』の映像化につきましては、書籍発売後から数多くのお話を頂戴しておりますが、事件の被害者であるご遺族の感情に配慮し、弊社および清水氏は慎重を期して検討を進めております。

 

結局のところ、参考文献の提示と遺族への追悼の意を本編に追加することで、このドラマを再開するにいたりました。

制作会社も最初はフィクションだと否定していたんだけど、やはり無理があったようですね。

最後はパクリを認め謝罪するという形で終わりました。

視聴者としては絶対お蔵入りになったと思ってもうあきらめていたので、この配信再開はとても嬉しいニュースです。

興味のある方は是非ご覧になってみてください。

原作も読んでみたいですね。

それではまた!

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